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小さな危険

   

本日ブログを担当致しますエージェントIです。

今月は、兵庫県神戸市にて8日(木)~10(土)までの3日間、日本麻酔科学会第64回学術集会が開催されました。

そして、ちょうど同じ時期の6/9(金)、兵庫県尼崎市にて発見されたアリが、専門機関により「ヒアリ」であることが確認されていたようです。

環境省のHPによりますと、

ヒアリは、南米原産で体長は2.5~6mm程度、体色は主に赤茶色の有毒のアリです。世界では北米や中国、フィリピン、台湾等にも外来生物として侵入・定着しており、世界各地で大きな問題となっています。
攻撃性が強く、刺された場合、体質によってはアナフィラキシー・ショックを起こす可能性があるなど人体にとって危険な生物です。世界各地に定着がみられることから、一旦定着すれば根絶することは困難となるため、侵入監視により、早期発見、早期駆除により定着前に根絶を図ることが極めて重要です。
(出典:http://www.env.go.jp/press/104185.html

と、記載されています。

また、尼崎市で見つかった「ヒアリ」は神戸ポートアイランドにて陸揚げされ、数日間保管されており、更に6/13(火)には、神戸ポートアイランドでも約100匹の「ヒアリ」が見つかったそうです。

神戸ポートアイランドといえば、上記の麻酔科学会の開催会場があった場所でもあります。
まさか学会期間中やその前後で、そしてこんなにも近い場所で危険な生物が日本に上陸していたなんて・・・。

環境省のホームページでは、『現時点では、ヒアリが日本の当該地域周辺に定着し繁殖している可能性は低い』という記述もありますが、いつどこで繁殖するかも分かりませんので、注意が必要ですね。

最近は、ヒアリやマダニなど、小さいながらも人体にとって危険な存在である生物の話題をよく目にします。
小さいからこそ気付かぬうちに、ということもありますので非常に厄介な存在ですね。

これから暑くなって肌の露出も増える時期ですので、特に野山等お出かけされる際にはお気を付けくださいませ。

 - エージェントI