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求人サイト等にある待遇条件について

   

今回のブログはエージェントKが担当致します。

さて、前回、前々回とパソコン関係のお話を続けてきましたが、今回はまた内容を変えて「求人サイト等にある待遇条件について」をお話したいと思います。

そもそも、今回のブログを書くに至った経緯ですが、以前少しだけお話をさせていただいた先生が「求人サイトにある待遇条件はなぜあんなに開きがあるの?」と仰っていた事が起因となっています。
確かに、常勤医の場合は待遇条件欄に提示されている金額の最低値と最大値がかけ離れている場合がございます。
(殆どといっても差し支えないでしょうか)
ではなぜ、金額が一定ではないのでしょうか。

◆待遇条件の幅はなぜ?

待遇条件に幅がある主な理由としては、
・勤務日数
・卒年
・資格等
・キャラクター

以上の4つが要因となっています。

・勤務日数(実働時間によるベース給与の決定)
先ず、勤務日数が要因となって待遇条件に幅がある場合は、勤務条件の中で勤務日数の部分に着目してみます。
そうすると、週4日~週5日(相談可)のような形で勤務日数が記載されている場合が多いです。
勤務日数が減ると実働時間も減りますので、その分待遇に影響します。大方一日勤務日数が減った段階で15%ないし20%程度の減額となります。(週5日勤務が通常の場合、5で割って1日分の給与額を出して単純にそれを引きます)

逆に勤務日数が変動しても待遇に影響がない場合には”週○○時間以上の勤務”となっていると考えられます。
定められている規定時間以上に勤務を行いたい先生に関しては、医療機関毎にルールが定められておりますので、ご確認いただければと存じます。

余談となりますが、科によっては例えば救急科の場合は夜勤も勤務時間としてカウントされる場合もありますので、週3日勤務という事も可能な場合があります。時間によって決まっている場合には自分の望んでいる勤務日数を達成するためにはどの様な勤務を行えばいいかを病院担当者またはエージェントに聞き、納得出来る勤務スタイルを作った上で入職を決める方が良いです。
(後々のこんなはずじゃなかった・・・を防止するために)

・卒年(卒年によるベース給与の決定)
卒年が関係する場合には給与欄に「ご経験・キャリアによって」等と記載がある場合が殆どです。
殆どの医療機関がベース給与に関しては卒年で決定をしています。
気が利いている求人ですと「卒後10年目 ○○万円~」の様な形で書いてある場合もございます。

また、勤務日数が減ると実働時間が減りますので待遇の上下に関しては、相互に関係しているといえます。
大方求人サイトにて記載されている最低値は卒後5年目の先生を対象としているものでございます。

・資格等(各種手当)
今はあまり資格を持っているから待遇条件がよくなるという事はございませんが、中には○○という資格を持っているのであれば歓迎(または優遇)の様に書いてある場合があります。
精神科では精神保健指定医に関しては必要性が高いので、別途手当が付く場合があります。
逆に、例えば卒後10年目1400万円とあった場合何も書かれていなくても専門医を持っている前提での待遇という場合もございます。ですので、専門医を取得されていない場合は待遇が下がる事もございますので、予め病院の採用担当者またはエージェントへ確認をされた方が良いかと存じます。

・キャラクター(面接後での最終決定)
今までご案内した3点については、書面上等で決定する給与の基本的なベース部分に関する事でしたが、先生のお人柄等や病院側からの期待値をベースの待遇に反映をさせたものが最終的な待遇条件となります。
つまり、待遇欄に○○万円~△△万円と記載されていた場合、卒後20年で□□万円がベース給与としては最大で、更に面接での印象が良かった場合には△△万円(または△△万円+アルファ)で採用致します。という事になります。
キャラクターによっての変動値は医療機関ごとに全く違いますので、詳細は担当エージェントにお聞きいただくのが一番確実でございます。

如何でしょうか。
同様の疑問を頂いていらっしゃった先生のご参考になれば幸いでございます。

エージェントKでした。

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