台風とオリンピック
2016/08/23
本日ブログを担当させていただきますエージェントMでございます。
トリプル台風で各地で被害が出ているようですが、お住まいの地域など大丈夫でございますでしょうか。
台風11号は北海道で大きな爪痕を残して本日、温帯低気圧に変わり、9号は昼頃に関東地方に上陸。10号はほぼ停滞しておりますが、沖縄県に向けて進行中。
これからどんな被害が出るか心配です。
台風が来るとそろそろ秋も近づいてきたなって個人的な感想を持っておりまして、秋が待ち遠しい気持ちもありますが、今夏を振り返ってみると、非常に残念なことに夏らしいことを一切やっていないことに気づいてしまいました。
強いて言えばオリンピックを見ていたことぐらいでしょうか。
(展開としては半ば強引ではありますが、)リオデジャネイロオリンピックの閉会式が本日行われ、オリンピックの全競技が終了しました。
開会式・各競技でさまざまなドラマがあり、また、閉会式でサプライズ登場した安倍首相の登場シーンも印象強かったですが、特に印象強かったのは陸上競技男子4×100mリレーの銀メダル獲得でした。
(陸上部に所属していたこともあり、本当に興奮しました。)
日本はメンバーの中で一番速い桐生選手でも10秒01と9秒台の選手がいない中、アメリカ合衆国、カナダを抑えての堂々の2位フィニッシュ!
(アメリカ合衆国は失格になりまたが、速報の着順では日本が上回っていたようです。)
4×100mリレーは最速を競う短距離種目に部類されますが、速い4人が揃ったからと言って勝てる種目ではなく、実は繊細な競技なのです。
走順やレーンももちろん重要でありますが、日本が銀メダル獲得につながった大きな要因にバトンパスの方法が挙げられます。
他国チームはオーバーハンドパスにてバトンパスを行いましたが、日本はアンダーバトンパスにて行いました。
オーバーハンドパスは手のひらを上に向けた状態で前の走者が受け取る方法で、アンダーバトンパスは手のひらを下に向けて下から前の走者の手の中に入れる方法です。
(オーバーハンドは運動会などでよく見受けられるもので、アンダーハンドはほぼ走っている体勢を崩さないまま下からバトンを渡すものです。)
オーバーハンドはバトンパスのミスが少なく確実に渡せることや腕を伸ばして受け取るため距離が稼げるメリットはありますが、スピードが落ちがちになるためタイムロスをすることが多々あります。
それに反して、アンダーハンドはバトンパスのミスの可能性が高く、走者同士の距離が近くなることもあり距離は稼げませんが、スピードを落とすことなく受け渡しができるのでトップスピードのまま次の動作に移れることができます。
これにより常にトップスピードのままバトンを繋ぐことができたので2位獲得できたのでは?と個人的に思っております。
中国もアンバーハンドパスを取り入れて来ており、優位性が失われつつあることから日本はさらなる改良を加えアンダーバトンパスと、オーバーバトンパスのいいとこどりをできるようなバトンパスを開発しているようです。
上手く改良ができれば、4年後の東京オリンピックでは今回以上の結果が見れるかもしれません!
リレーを見る際はバトンパスの仕方に注目するのもいいかもしれません!
エージェントM