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個人的に衝撃的なニュース

      2016/08/19

今回ブログを書かせて頂きますエージェントAです。

以前、2045年問題のブログにて人工知能に触れたのですが、今回も
人工知能に関するブログを書きたいと思います。

というのは先日ですが、診断が難しい特殊な白血病症例を人工知能
が10分で見抜き、治療方針を変えるように提案して患者の命を救っ
た。とのニュースが報道されていました。人工知能はこのほかにも
医師では診断の難しい症例を突き止め合わせ41人の患者の治療に役
に立つ情報を提供したとの事です。医療業界にも人工知能の波が押
し寄せてきていると感じるニュースです。

人工知能を備えたコンピュータシステム「ワトソン」に2000万件に上
るがん研究論文を学習させたみたいなのですが、2000万件って人間で
は太刀打ちできない数字ですね。(一日100件読んでも年間3万6500件…)

この学習能力はコンピュータの能力に比例してきます。つまり、コン
ピュータがこれ以上進化しなければ、「ガン」という特定の分野だけ
しか能力を発揮できない、それが人工知能の能力の限界になるわけで
して、それぞれの専門分野に特化した人工知能ができる事でしょう。
そしてその情報を総合的に判断するのは医師になるので、医師の存在
価値というのはなくならないと思います。

確かに現在のコンピュータの計算方式では限界を迎えているかと思い
ます。現在は0と1との組み合わせで情報を表現しており、計算をどん
なに早くしても量をこなすにはそれ相応の時間がかかるでしょう。実
際に上記記事で10分という時間は早いように感じますが、急患の対応
だと10分という時間はあまりにも長いと思います。

なんですが、最近は量子コンピュータたるものが開発に成功しており
まして(それは似非量子コンピュータだいうも科学者もおり完璧なも
のではない模様)実用化の例も出てきております。この量子コンピュ
ータは発展の余地があり、さらなる進化を遂げるでしょう。

量子コンピューターとは何かと言うと、説明を読んでも理解できなか
ったのですが、「0」と「1」を重ね合わせて同時に扱うという概念が
導入されたコンピュータ。。。のようです??ちなみにこの方式だと
最速スーパーコンピュータが数千年かかっても解けないような計算で
も、数十秒といった短い時間でこなすことができる、ようになるみた
いです。。。

つまり、いずれは全世界の論文を学習した人工知能ができる可能性が
十分あるのではないでしょうか。今回のニュースはそれをにおわせる
ものだと感じました。

もちろん、医療業界でなく他の業界にも影響はしてくるでしょうが、
今後もコンピュータの進化には注目すべきだと思います。
コンピュータに仕事を奪われるのも近い将来かもしれません。。。

エージェントA

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