Dプラス スタッフblog

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里帰り出産で感じたこと

      2015/12/07

はじめましてスタッフCです。いつも会社内では各種デザインを担当しています。

たまにブログに登場させていただきますので今後どうぞ宜しくお願い致します。

私は熊本から関東に上京してきて今年で13年目になります。

長かったようであっと言う間の13年でそろそろ熊本生活より

関東生活の方が長くなってきています。あ、年齢がばれますね。。。

ふるさと「熊本」がとても大好きで年に一度は

帰省して心身ともに癒されて帰ってまいります。

みなさまにも心のふるさとがあるのではないでしょうか?

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IMGP4963▲私の実家からの眺めです。不知火海が目の前に広がります。

そんな心のふるさと「熊本」にて二年前に里帰り出産をしたときの話です。

私の地元は熊本県の南部、葦北郡です。

自分に子供ができたらもちろん里帰り出産したい!というのが昔からの夢でした。

ですが子供ができるまでは地元の産婦人科がどの程度の数があるのか、

どんな病院があるのかを全く知らず、改めて調べてみて唖然としました。

「とくに選ぶ余地、選択肢がほぼない」これにはびっくりしましたー。

葦北郡には産婦人科がとおの昔に閉院してしまっていたので実家から

40分ほどかけてとなり町の八代市まで検診に週に一度通いました。

水俣市とも迷いましたがどちらに行っても40分ほど。

色々と実家の父・母とも相談し比較的行きやすい八代市の産婦人科にて決定しました。

隣町、人吉市でも産婦人科がなくなってしまったそうで同じように八代市まで通ってこられる

患者様が大勢いらっしゃると院長先生がおっしゃっておられました。

一番遠くてお隣の県、鹿児島からも通院してこられる方もいらっしゃるとか!!

病院が家から遠いので何かあった場合は少し怖いなぁと少なからず心のどこかに不安に感じていましたが、

私の不安を全て払拭して下さる素晴らしい先生とスタッフに囲まれ無事に出産に望むことができました。

それは検診や出産までのコミュニケーションで私を不安にさせないようにと

事細やかにサポートしてくださった先生とスタッフの方のおかげでした。

私が出産したその日に我が子含め、小さな産婦人科で夜間に7人の命が誕生したそうです。

そんな疲れも見せず翌日朝いちの検診で「昨日はがんばったね!お疲れさま!」といって

ご対応してくださった先生、実際寝る時間もほとんどなく

先生は一人で忙しく診察に分娩にその日も動き回っておられました。

正直、自分の出産体験と同じほど感動し、胸にこみあげてくるものがありました。

本当に残念なことに産婦人科の数もどんどんと減ってきている過疎地に値する我がふるさとも、

このような先生がいらっしゃることでとても安心して出産、ひいては育児ができるんだと改めて気づかされました。

もしも里帰りせずに、関東での出産を選んでいたら気づかなかったこの事実。

出産をした後に先生と少しだけお話する機会があったときに、

都市部に医師があつまってしまうのはやはり仕方ないことだけど

田舎にもやっぱり先生が来てくれるようにならんとこのままじゃ、子

供を産みたくても産めない地域になってしまうよね、

とおっしゃっていらっしゃったのが強く心に残っています。

そんな自分の出産を機に微力ながらも地域・僻地医療のために少しでも力になれる努力、活動を行い

自分のだいすきなふるさとに少しでも、どんな形でもいいので

貢献できたらいいなと思わされた里帰り出産でした。

Dプラスでは麻酔科以外にも僻地医療にも力を入れています。→HP 僻地医局

ご興味がございましたら、ぜひ一度ご連絡くださいませ☆

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葦北の自慢は不知火海の海風と太陽に当たり、美味しく育つでこぽん。

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