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麻酔科専門医の維持について、維持するべきかどうか

   

「医師採用の専門家」勝又健一です。

さて、昨今、良く聞かれる「麻酔科の専門医の維持」するべきかどうか?
公益社団法人日本麻酔科学会が2018年7月10日に2019年度からの麻酔科専門医更新認定に関して<追加要件>をホームページ上に発表しました。
内容は
申請時点で単一の医育機関病院や病院施設に週3日以上勤務し、麻酔科関連業務に専従していること。
“単一の”に多くの先生方が反応したように思います。

勝又の私見としての答えは一つ。
「麻酔科専門医は維持すべき」です。
一部のベテランの先生方のように例外はあるとは思いますが、
多くの先生方にとって「専門医」はご自身を守る武器と思います。
と申し上げるのは理由があります。
職務柄多くの病院経営者や病院事務の責任者とお話しさせていただいています。
院長先生であっても専門領域が違えば先生方のスキルの評価はなかなか難しいようです。
結果的に”専門医”の有無が最初のチェック項目になっているように思います。
実際に”元専門医”が増えてみなければわからない部分もございますが、
採用する側の視点に立つと「どちらを採用したいか?」となります。
もともと知っているとか大学の後輩とかのアドバンテージがなければ専門医保有に優位性があります。
苦労して得た”専門医”です。「取り直し」と「維持」ハードルが低いのはどちらでしょうか?
もしかしたら数年後に「結果的に専門医なくても良かったね」となるかもしれませんが、
どちらにしてもここ数年間は様子見が無難と思っています。
先生方はどのようにお考えですか?

“医師不足”を考える勝又健一でした。

 - 勝又健一