Dプラス スタッフblog

「医師の生涯のパートナー」を目指します

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同じ病院で長く勤務するコツ

   

「医師採用の専門家」勝又健一です。

先生方のキャリアアドバイスをしていると“もう少し頑張れると良いのにな”と思うケースがあります。
勝又自身も転職経験者なので転職時の感情は理解しているつもりです。
弊社の門をたたかれる先生方が安易に相談されているわけではないことは重々承知しています。
一方で履歴書を拝見すると“安易”なのでは?と感じる先生方がいらっしゃることもまた事実です。

さて、「同じ病院で長く勤務するコツ?」と聞かれる事も多いので少しお話ししたいと思います。
そもそも、同じ病院で長く勤務する必要があるのか?と言う疑問もございます。
まず、医局人事でのローテンションで1年とか2年とかは今回のテーマからは外れます。
そもそも医局人事は一般的な企業であれば配置転換と同義と考えます。
それは個人の意思で職場を変えるわけではありませんし、手技であったりマネジメントであったり
組織の事情での移動なので評価にマイナスはありません。
一方で医局を離れた後の職歴で短期間(数か月~2年未満)の転職を繰り返すことは
雇用する側からすると大きくネガティブイメージです。
この点からある程度落ち着いた勤務は転職時にはメリットになることが多いです。
つまり・転職してこられても落ち着いて勤務いただけそうだ。
とか・人間関係でもトラブルが少なそうだ
と好意的に評価されます。

では、どうすれば「安定して同じ病院に勤務できるか?」
逆の発想をしてみましょう。「どんな先生に長く勤務していただきたいか?」
・売上を上げてくれる先生。確かに経営者的にはありがたいですね。
ですが多くの医療施設の採用担当者からは人間関係の良い先生を求められます。
最大の転職理由に“人間関係の悪化”があるように結局は上手に人間関係を作れることが大切に思います。
そう考えると基本的な行動が重要です。
・挨拶は自分からする
・時間は守る
・身だしなみの清潔感は守る
・チーム医療としてスタッフとの連携を意識する

あっ、転職時に条件面に目が行き過ぎて肝心の施設の運営方針や理事長や上長との「相性チェック」が抜けると
ご自身の基本的な行動に問題なくても話は噛み合わず辞めたほうが手っ取り早いケースもあります。
ご注意ください。
また、売り上げなどは程度によります。どんなにお人柄がよくても経営には“採算”があります。
いかがでしょうか?

“医師不足”を考える勝又健一でした。

 - 勝又健一