Dプラス スタッフblog

「医師の生涯のパートナー」を目指します

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気になったことはすぐ調べる癖

   

皆様こんにちは。

入社して半年が経とうとしているエージェントFです。

今回は私が医療業界で不思議に思ったことについて調べて

ちょっと驚いた、そんな話をしたいなと思います。私事で恐縮ではございますが。

今回のテーマは杏林大学の「杏林」についてです。

多くのドクターを輩出することで有名な杏林大学ですが、

なぜ「杏の林」なのか疑問に持ち、私なりに調べてみました。

すると面白いことが分かり。。。

結論から言うと、杏林とは

中国の古い言葉でお医者様を意味する言葉だったのでした。

杏林大学の50周年記念HPの沿革から抜粋させていただくと

杏林大学の「杏林の由来」

「杏林大学」の名は、中国に伝わる一つの故事に由来しています。
その昔、中国は廬山というところに董奉(とうほう)という医師がいました。彼は人に尽くすために治療を行ってあえて治療代を受け取らず、その代わりに病気が治った人には、記念として杏の苗を植えてもらいました。

そうして、いつしか10万余株の杏の木がうっそうと茂る大きな林ができあがったといわれています。

この故事から後世良医のことを杏林と呼ぶようになりました。

この故事に因んで名付けた杏林大学は、専門的知識や技術にすぐれているだけでなく、立派な人格を持った良き医師など社会に貢献することのできる良き職業人を育成することを目指しています。

(杏林大学50周年記念 沿革より https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/feature/anniversary/origin/)

 

晋代(有名な三国時代の後の時代ですね)の葛洪という人が中国の神仙たちについてまとめた神仙伝に董奉のエピソードがあります。

ネットのも公開されているのでご関心のある方は是非是非

神仙傳·卷六~卷十(https://archive.org/details/06050868.cn/page/n92)

中国漢代の名医といえば華佗、張機が有名ですが、当たり前に使っている何気ない言葉に、壮大な歴史が隠れていることも多々あり、

日々勉強になります。これも気になったらすぐ調べる癖のお陰!

何気ない疑問に対して分からないままにしておくのではなく、自分で調べてみることをこれからも忘れないようにしたいと思ったエージェントFでした。

 

 

 

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