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受験勉強

      2016/12/08

長男は、どちらかというと恥ずかしがり屋で、次男に比べると目立つことや
突飛なことは全くしない、年下の面倒見がいいタイプの男だと思うのですが、
この長男は来年2月後半に高校受験が待っています。

彼が、中学に入った頃には、入念に下調べをして中学校の勉強ノウハウの本
や参考書を10数冊程購入し、国立大学に何人も合格するような都立のトップ
レベルの高校に入る計画を立てて一緒に勉強したこともありました。しかし
それは一時の気持ちの盛り上がりばかりで数週間しか持ちませんでした。
以降、長男は部活で忙しくなっていき、また反抗期に入って「パパが言う
ことは正しいこともあるけど、間違っていることもある、だから自分は自分
を信じる。」と至極まっとうなことを言ってきたり、私も自分自身のことで
いっぱいいっぱいになっていたこともあり、これまで全く勉強を見ることが
出来ませんでした。

一応、塾には行っていますが、傍から見ていて、こんな手法や心構えで
成績が上がる訳がない、と最初から高を括っていましたが、案の定、学力は
5段階で3~4程度でここまでやってきた様です。妻に任せていたと言えば
完全な言い訳で、反抗期の長男と正面から向き合うのを、仕事や趣味の時間
で避けていたというのが本当のところです。人と正面から向き合うのは、
エネルギーが必要なことです。

果たして、二学期の期末試験前(今年10月)から、妻からの嘆願哀願で、
さて志望校を聞いたり、学校の成績を改めて確認しますと、もう、本当に
残念な感じで、上から3ランクあたりの高校にやっと合格できるかの内申
とギリギリの学力です。いやいや、本当にガックリでした。もう、なるよう
になるんじゃない??いい高校行くことだけが人生じゃない、と半ば投げ
やりな気持ちにもなりました。

しかしまた改めて考えるに、長男は野球部のキャプテンとして最後まで
全うしたし、悔しい試合が多かったけれども時に痺れるような感動も貰ったし、
何より、健康でいてくれて、弟・妹の面倒もしっかり見て来てくれた。そして、
人としては心の優しい男に成長してきてくれたので、この大事な時期、勉強位
は自分が見てあげよう、と一念発起致しました。

彼とも話し合って、やるだけやって、そして行ける高校に行こう、全力で
やらないと後悔するから、後悔だけはしないように、やるだけやってみよう、
と決めました。

土日は、朝から晩まで、塾の時間を除く10時間程、平日は早朝1~2時間、
夜1~2時間を割いて、5科目を徹底しています。

最近感じることは、本当に感動して覚えたことは忘れていないこと、特に
英語長文、国語評論・小説、の解釈・読解テクニック、等、その頃最高の
参考書と言われた書物を感動しながら理解し覚えたことは今でもハッキリ
覚えていて、そのまま息子に教えられるのが不思議です。駿台予備校講師、
伊藤和夫著の「英文解釈教室」の解説がそのまま口から出てきます。私は
文系だったので3科目しか勉強しませんでしたが、英・国は偏差値70~79
辺りでした。

例えば、目の前で英文を読ませて、解釈させて、それが間違っていたり見当
違いだった時「この文は、こういう理由でこの文節にかかり、なので、この
ように解釈をするんだよ。」と言いますと、「あっそうか!」彼の顔がパッと
輝いて、表情がほころびます。それを見て、自分もそういう感じで感動しな
がら勉強してたな、と思い出しています。物事を理解する、知識を深める
というのは本来心地良いことかも知れないと思いました。

手探りの状況で勉強を始めて3ヵ月目に入りましたが、ふたりで一緒に勉強
すると、効率がいいことを発見しました、これを私は「二輪三脚の法則」と
名付けたいと思います。彼は数学は得意なので任せておいて大丈夫、苦手が
英語と国語、なので、英語と国語は徹底して考え方、思考法を鍛えていますが、
受験までに間に合うかどうか?!そして、理科と社会と国語の一部は暗記が
メインですので、「二輪三脚の法則」が力を発揮します。

この法則を用いて、社会の全分野(地理・歴史・公民)、理科の全分野(生物・
化学・物理・地学)とも、3~4時間程で一通り終えることが出来ることを
発見しました。これは、ひとりで学習している時の3倍は効率的ではないか?
と思えます。ポイントは、手紙より、メールより、電話での伝達能力(容量)
が一番高いように、主に口頭で情報を確認するという手法です。

不思議なことに、どの様な学習法がいいのか?何が最適なのか?彼に合った
手段は何なのか?それをずっと考えていますと、次々にアイデアが浮かんで
来るものですね。実際に試してみて、確かめて、飽きが来ません。

話が逸れましたが、2月までは、一緒に受験勉強をして行きたいと思います。
英語の勉強をやり直したいとも思っていたので、良い機会でもあります。

自分に与えられた環境で、精一杯のことをしたいと思っています。

 - コンサルタントR