オススメの本
今回ブログを担当いたします。エージェントTです。
今回、ブログで何を書こうか正直迷ったのですが、本日は私のおススメの一冊を紹介したいと思います。
以前ブログで医療ミステリー小説をご紹介させて頂きましたが、今回は医療がテーマではない小説を取り上げたいと思います。
タイトルは宮下奈都の「羊と鋼の森」です。
2016年の直木賞候補作にもなり、テレビでも紹介されていたのでご存知の方もいらっしゃると思います。
私が宮下奈都を知ったきっかけは「窓の向こうのガーシュウィン」でした。
この本は、たまたま書店で手に取り、購入をした本でした。1ページ目を読み始めた途端に物語に引き込まれ、気が付くとこの物語の虜になっていました。
ストーリーを説明したい所ですが、2つの本の紹介になってしまうとブログが長くなってしまうので、気になる方は実際に手に取って頂ければと思います。
私は宮下奈都が書く文章の世界観が好きで、何度も「窓の向こうのガーシュウィン」を読み返しました。
本を持ち歩きすぎて少しボロボロになってしまった程です。そうした中で、「羊と鋼の森」
が2016年の直木賞候補作になった事を知り、「これはすぐにでも読まなければ!」と思い早速書店に行き本を購入しました。
ピアノの新米調律師の青年が主人公の物語で、不器用ながらも少しずつ成長を遂げていく姿がとても心温まります。
周囲の調律師に支えられながら成長をしていく主人公の姿と今の自分の姿が重なり、読みながら思わず、うなずいてしまう場面がありました。読んだ後は「この本を読むことが出来て良かった。」と心から思いました。今まで様々な小説を読んできましたが、ここまで感動できる本には久しく出会っていなかったのでとても嬉しい気持ちになりました。
本の中では主人公以外にも調律師が登場するのですが、それぞれ調律師を目指した理由も仕事への価値観、スタイルが全く違っていて読んでいて興味深かったです。
仕事で失敗と成功を繰り返しながら成長を続ける主人公にたくさんの勇気を貰った気がします。
この本を閉じた瞬間から「もっと私も仕事を頑張ろう!」と思えたそんな作品でした。
是非みなさんに読んで頂きたい作品です。
今後もおススメの本があればブログで紹介していきたいと思っていますので、これからも宜しくお願い致します。