Dプラス スタッフblog

「医師の生涯のパートナー」を目指します

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重要データのバックアップの提案

   

今回ブログを担当するエージェントKでございます。

本日から4月が始まりますが、先生方のご状況は如何でしょうか。
現在プラス麻酔では定期非常勤求人強化を行っております。
日々求人情報を更新致しますので、新生活になれてきた後にでも是非定期非常勤をご検討いただければと存じます。

さて、今回のブログは前回のブログに引き続き、パソコン関係の事を書いていこうかと思います。

(前回の記事:Windows10へのアップデートについて

皆さんは日々進化する「コンピューターウイルス」についてどの程度の対策を行っているでしょうか。
ぱっと思いつく対策としては、

・ウイルスセキュリティソフトを導入する
・怪しいメールを見ない

この辺りが主な所だと思います。
では、上記の2点だけを厳守すれば100%ウイルス感染は防ぐ事が出来るのか?
答えはNOです。

ウイルスの感染経路は段々巧妙化してきており、安全なサイトに見えるけど実はウイルス感染を目的として作られた偽サイトだった・・・という事もあります。
この偽サイトに以前一度だけ誘導された事があります。
名前くらいはみなさん聞いたことがあるかもしれませんが、某動画サイトにて動画を再生しようとした際にポップアップが出てきて「FLASHplayerのバージョンが古いから最新にして下さい」と言われました。
信頼度の高いサイトでの事でしたので、あまり警戒せずにポップアップからFLASHplayerのアップデートサイトへ行きアップデート作業を進めましたが、途中で何かおかしい事に気づき作業中断。google先生にお知恵を借りた所、どうやらどこかで取得したキャッシュが原因で不正サイトへ誘導をされたという事が発覚しました。

誘導された先のページもパッと見では本物と見分けがつかない(中難易度の間違い探しの様なもの)作りになっており、疑問を持たずに作業を進めてしまうようになっています。

普段からウイルスに関しては警戒をしているつもりですし、偽サイトの事等も情報としては知っていましたが、まんまと引っかかる所でした。

以上のように、ウイルスの感染経路は複雑化、高度化しており、その手口等を知ってパソコンではなくまず自分のウイルスに対するセキュリティを上げる必要があります。

前置きが長くなりましたが、今回はウイルス対策第一回目と致しまして、「重要データのバックアップのご提案」をさせて頂きたいと思います。

最近の流行を意識したもっとも有効な対応策
なぜ具体的な対策ではなくバックアップ?と疑問に感じる方も多いかと思います。
理由としては以下の点があげられます。

・ウイルスは日々進化していく
・手口も進化
・今流行っているウイルスが悪質だから

1と2は現実のウイルスと同様です。
ここで重要なのが三つめの「今流行しているウイルスが悪質」という所です。

ランサムウェアの脅威性
マルウェアと呼ばれる悪質なプログラムの一種で、ランサムウェアというものがあります。
これは、一度感染するとパソコンのファイル全てにロックがかかり、ロックを解除してほしければお金を払えと言われるものです。
感染後の対応策は私も含め素人にはパソコンの初期化が一番現実的且つ確実な方法です。
(ウイルスソフトにて完全に除去できるのであればそれに越したことはない)

下の画像は実際にランサムウェアに感染したパソコンの画面です。
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なぜ初期化?
まず、ウイルスソフトが使えなくなっている場合や、ウイルスソフトで一見取り除けているように見えて実は生き残っているウイルスが潜んでいる可能性を考えての事です。
ウイルスが潜んでいた場合、再発の可能性もありますし、更に悪質なウイルスを勝手にダウンロードされてしまう事も考えられます。
気付いたら個人情報ダダ漏れ・・・なんて事になりかねません。
ですので、取れる選択肢の中で確実性が高い”初期化”を行うわけです。

初期化をする場合のデメリット
初期化をするとパソコン内のデータが消えます。
あれやこれや全部消えます。
どうでも良いデータであれば良いのですが、中には消えたら困るものもあるかと思います。
では、どうすればよいか

重要データのバックアップを是非取る事をおすすめします
何かある前に、バックアップを取っておく事をおすすめします。
重要データのみで絞れば多大なデータ容量にはならないと思います。

・インターネット上のクラウドにデータをアップロードしておく
(google drive、one drive等)
・持ち運ばないUSBメモリーを用意してそこにデータを移しておく
・外付けHDDを用意してそこにバックアップを作る

等です。
重要データの容量によって取る対策は変わると思います。
USBメモリーは紛失する可能性を考えて、持ち運ばないUSBメモリーを用意する方が無難かと思います。

もし感染した時には?
1.速やかにインターネット接続を切る事(LANケーブルを抜く、WIFIをOFFにする等)
2.接続されている外部メモリを抜く(USBメモリー、外付けHDD)
3.一応ウイルス除去を試みる(セーフモードで立ち上げての除去等)
4.3の対応で不安がある方はOSを初期化する

以上の4ステップです。
2に関しては感染し、症状が出た段階ではかなり微妙です。
パソコンが復旧次第セキュリティソフトによるスキャンを行った方が良いでしょう。
(バックアップを保存しておく外付けデバイスはつけっぱなしにしないでください)

◆その他の対処法
実際にランサムウェアに感染したsurfaceを触りバックアップがあればもしかしたら・・・と考え、ウイルス感染前のファイルから回復を行いましたが、結果は変わらず。
(そもそもシステムの回復はシステムファイルを当時の状態に戻す行為ですので、暗号化されているその他のファイルには意味がないですよね・・・)
システムファイル以外は全てDドライブに保存しているという場合にはもしかしたらDドライブのバックアップを用意しておけばそこから復旧する事が可能かもしれないです。
(その場合はバックアップファイルが暗号化されて使用出来ない場合もあるので、対応の信頼度としては「低」です)
結論として、全てのパターンのランサムウェアの暗号キーを解析して、自動で取得できるプログラムが出ない限りは感染した場合の対処としては、初期化が良いのかもしれません。
(ベストな対応法をご存じの方がいらっしゃれば情報共有いただきたく存じます)

コンピューターウイルスへの感染に関して「自分は大丈夫だ」と思いがちです。
私も実際そうだと思っていましたが、現実は違います。
誰にでも感染するリスクがあります。

そうなる前に出来る事はしておいた方が良いかと思います。

本日は4月1日という事で嘘か本当かわからない微妙な嘘を織り交ぜようかと考えておりましたが、本当に微妙な嘘でしたので、今年に関しては自粛させていただきたいと存じます。
(当ブログの記事は”実は全部私が書いています”という微妙な嘘を考えておりました)

アイキャッチ画像は「オセロをプレイしていて一番気持ちのいい瞬間」です。
エージェントKでした。

 - エージェントK