オーダーメイドの仕事
今回ブログを担当致しますエージェントTです。
2月もあっという間に下旬となりましたが、朝晩はまだまだ寒い日が多いですね。
もうすぐ暖かくなるからと油断をせずに体調には気を付けたいものです。
そして本日は、昨年の夏にテレビのドキュメンタリー番組で紹介をされていた義肢装具士の臼井二美男さんについて書きたいと思います。
臼井さんは競技用の義足作りの第一人者として活躍をされていて、パラリンピックに出場するアスリートの義足作りを担当されています。
このように聞くと、華やかな世界で仕事をされているのかと思ってしまいますが、臼井さんが仕事の中で最も力を注いでいたのは、日常生活の中で使用する義足を作る事でした。
通常、義足を作る際にはメジャーなどの計測の道具を使用して作るそうですが、臼井さんの場合には、道具は一切使わずに自分の視覚などの感覚だけで義足を作る事ができるといいます。
それは長年、義足が必要な人と真正面から向き合ってきたからこそできる事なのかもしれませんが、並大抵の事ではできない事だと思い私は思わず関心してしまいました。
そして臼井さんの仕事は、義足を必要としている人との会話から始まります。
「義足を付けてどんな事をしたいのか。」
1人1人の希望を聞いてその願いを叶えられるように、臼井さんは義足に情熱を注いで作り始めます。
番組の中では、スカートを履いて外出をしたいという願いを持つ若い女性の為に、ハイヒールを履かせた義足作りにも挑戦して試行錯誤を繰り返していました。
今まで義足というと、「歩く為につけるもの」という認識でいましたが、今は様々な要望に沿って義足を作る事ができると知りました。
仕事の種類は違いますが、Dプラスも先生方や医療機関のご要望を聞いて何ができるのかを考えて仕事を進めているので、
今の私の仕事と共通する所があるなと感じ、私ももっと精進しなければいけないと感じました。
今後も皆さんのお役に立てるように頑張りたいと思います。