手術の時、どの先生に麻酔をかけて欲しい?
2015/12/10
少し前の話しですが、社内で「自分が手術する時は、どの先生に麻酔を頼む??」
との話題が出ました。
あれっ、そうさな~、、、と思っている時、ふと公的病院の部長をなされていらっしゃる
N先生が思い出されました。「あっ、自分ならN先生だな!」と言葉を発した瞬間、あちら
側からN先生と面識のある同僚から「自分もN先生にかけて貰いたい、とフトそう思ったん
ですよね~」と。
N先生は、先の大戦で医師への道を閉ざされたお父様の意志を継いで医者になられた。
会話の中で、「どうして麻酔科を選ばれたのですか?」との質問にも、「少し斜視で患者
さんとのコミュニケーションに自信が無かったから。」と率直。温厚で、言葉数が少なく、
会話もメールもいつも必要最小限。
しかし、必ず返信は頂けるし、質問には正直に答えて下さる。私を大切に扱って頂いて
いる、と接していて感じていたのだと思う。仕事を通して接している訳だけれども、
職種を通してでなく、人として対等に思って頂いている、と肌で感じていたのだと思う。
だから、自分の大事な時に、この先生にお願いしたい、と心の奥から名前が浮かんで
来たのだと思う。
1・2度しかあったことのない同僚もそう感じていたのかも知れない。
「自分の時、どの先生に麻酔を頼むだろうか?」この設問は、意外に、
色々なことを気づかせてくれました。
コンサルタントR