娘との会話
いつも堅い話ばかり書いている気がしていて、今時ではない気もしていて、
子供達(高2、中3)には、パパのラインは文字が多すぎる、くどすぎる、
読む気になれない、と苦言を呈されていますので、今回は、たわいもない
日常の一こまを書かせて頂きます。
小学4年生になる娘が「お風呂に一緒に入ろうよ。パパ」と珍しくも嬉しい
ことをいうものですから(何時もはママと一緒か一人)「おお、そうかそうか」
と風呂場に向かいましたら、何のことはない、パパはお風呂に入らなくていい、
しっかり髪を洗ってね、というハッキリした意思表示です。それでも、少しは
嬉しいので、ヘアスタイリストになった気分で、髪を洗いながら「お客様、
ここはかゆくはないですか?」「お湯加減は如何ですか?」なんて言ってました。
すると唐突に娘が「パパ、しっかり稼いでね。」と言い出すではないですか!?
半笑いしながら、出た出た、いつもの、パパへの無理難題だ、と思っていますと、
「パパ、分かっているでしょう、ぺーぺ(娘は彼女自身をそう呼びます)はね、
大きい家に住みたいの。分かってるでしょう。5LDKね。」ときました。
いやいや、こりゃあ参ったな、と思いながらも、中学に入る前には絶対に自分
の部屋を確保するという魂胆の娘の願いは強力かつ絶大でもあります。
「どれだけ稼げばいいのかしら?」と問うと、即答です「10億円!」あっそう、
「どうするの10億円稼いだら?」そうね~と少し考えて「先ず、1億円で
家を買うでしょう、そして1億円で色々家の物を買うでしょう、そして3億円で
ローン払うでしょう、残った5億円は家族に1億円ずつあげるとピッタリ10億円
になるでしょう。」と意気揚々です。もうそうなる気分でいらっしゃいます。
「そうだね!パパ頑張るよ!」と答えました。
数日前の会話ですが、なんとも、その時の間合いを思い出す度に笑みがこぼれます。
心底、迷いなく、信じてくれているんだな、と思います。
自分も信じようと思いました。