「山容」
今月初旬、公的病院(東京)の院長先生のご紹介で、岐阜県の公的病院
を訪問しました。来年度の麻酔科体制が極めて厳しくなるということで
の相談でした。
面談の際、先ず、現在の状況(麻酔科の体制、業務内容、外科との連携
や症例等)についてお伺いし、そして地域医療の体制や連携病院のこと
などをヒアリングし、最後に採用条件(年俸、研究日、福利厚生など)
や希望する医師像についてもお伺いしました。
独立行政法人に移行して雇用条件も格段に向上し、職員のモチベーション
も高く、地域医療の中心的役割を果たしている基幹病院ですので、何とか
ご縁のある先生方をご紹介できればと考えております。
その病院を訪問した後、すたすた道を歩いておりますと、行きにはあまり
気にならなかった民間病院に目が留まりました、どんな病院なのかな??
と興味が湧いて無意識に病院の正面玄関から入っていました。病院概要
や医師情報(科目・人数・大学)や、スタンドにある冊子等の情報から、
この病院の強みやポリシーが見えてきます。事務方の立ち居振る舞い、
看護師の動きや配慮の様子を見ますに、組織力の強弱が見えてきます。
ふと、奥の方を見ますに、大きなオブジェに出会いました。2010年に
人間国宝に認定された加藤孝造という方の「山容」という作品です。
しばし、その作品の温かさ、深淵さ、を感じて見入ってしまいました。
作品の右側に、加藤さんの顔写真とコメントがあって、本当にいいな~
と感じましたので、そのまま掲載させて頂きます。
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「山容」
山在(あ)り、愛(かな)しいまでに美しい
「雨晴れ雲晴れ 気また晴る
心清らかなれば遍界物みな清し 良寛詩」
祈る心で製作した
24年7月完成
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